お題「最近涙したこと」子育てで「孤」育てこじらせてます。

すっかりご無沙汰している間に娘は1歳7か月になりました。
0歳代、娘の記憶はすっかりない(大変すぎて)のに、やたらと日がたつのは遅かったのを覚えています。
1歳の誕生日に、ようやく1年たった、と安堵しました。
そこから1歳代は早馬のごとく過ぎ去っていきつつあります。

...結局覚えていないのか汗

※以下、長くなりますのでご注意ください。


プロローグ「孤」育て

私は仕事の都合で、産休に入るまで一人暮らしをしていました。
夫も転勤族なので赴任先で出産、絶賛弧育て専業主婦中です。

最近涙したきっかけは、イヤイヤ期に入りつつある?娘を怒ってしまったことにあります。
でもそれはきっかけであって、根はもっと深いところにある。


「孤」育てが「孤立」を育てる

私はママ友を作るのを恐れていました。

  • 自分がアラフォーに入ったから、若いママたちと交流するのがなんとなく億劫だったり。
  • 掃除は最低限であきらめているから自宅に呼び合うのも嫌。
  • メールの文章考えて打つのも苦手。
  • そもそも女同士の輪が苦手。

仕事と割りきればできることも、家サイドにいるので我が強く出てしまったのです。


それに加えて私のあるべき母親像が、

子供の小さいうちはできるだけ我慢してお金を貯めて、
子供がわかる年になったら子供のために使ってやろうというもの。

だから、おしゃれしたり、頻繁に外出したりといったことをタブー視していて、
そうしたママたちとは距離を置いて(置かれて?)いました。

「孤」育てに涙する

そんな私も娘1歳半まではどうにかなってました。

正直、1歳2ヶ月までは離乳食を受け入れず、授乳オンリーの生活だったので、
私自身疲れきって、なにも考えられなかったというのもあります。

1歳3ヶ月~5ヶ月までは蜜月のような時を過ごし、娘を一分毎にかわいいと思っていました。


しかしここにきて、
全ての提案にノーを突きつける娘と、
初めての育児で万事これで正しいのか常に手探りの状況に対するストレスが急上昇


そしてその日。
ベビーカーは持って行かないという判断ミスに加え、
夫が休みなので何かあればTELの予定が、スマホを忘れるという最悪のコンディションでした。

公園でもスーパーでもウギャーっとのけ反り、ひっくり返って地面や床で泣く娘
ついに私のMP (マインドポイント)は0へ

前に10kgの娘を抱っこ、背中に5kgの荷物、右手にさんま五匹を入れたビニール袋を持ち、残り100mで家に着くところだったのに。

なのに。

なのに。

なぜか私は上り坂で辛いからと娘を下ろし、歩いてもらおうとしてしまいました。

娘は横道に入ろうとしたり、逆走を試みたり。

あげくにウギャーっと反り返り転びそうになる娘を抱えた結果、
なんてことでしょう、
さんまの入った袋が娘のお尻の下敷きに。



...プチっ。

と切れたように私は娘へ「うるさいっ!」と言ってしまいました。



世の中には手がかからない子もいるのに。

私には手伝ってくれる人もいないのに。

夫は忙しくて平日は何も頼めないのに。休日だってママのお休みはないのに。

なんで私の娘はいつの時もかなり手がかかるのだろう。

なんで私の娘はこんなに大声で泣くんだろう。

なんで私はこんなに一人で頑張らなきゃいけないんだろう。

なんで私が怒っているのに娘は私に笑顔を向けるのだろう。

なんで私は言葉が通じているのか通じていないのかわからない、コミュニケーションを取りたくても方法がわからない娘に、一方的に怒ってしまったのだろう。


いろんな考えがグルグル駆け巡り、私は涙しました。

「孤」育てからの親育て

涙する私を見て夫は、情緒が不安定すぎるといいました。
そんな夫に話をしながら気が付きました。


私が怒っているのに娘は私に笑顔を向ける、それはもしかしたら、
娘の数少ないコミュニケーション方法の一つで、
自分が笑えば周りも笑ってくれることを彼女なりに学んでいたのではないかということ。

もしかしたら、怒った顔をした私に、
「ママ、怖いよ、いつもみたいに笑って」
と娘は言いたかったのかな。

こんな風に思えたのも夫に話をしたから。
夫はちんぷんかんぷんなアドバイスをしてくれたけど笑、
話すことで自分を客観的にみられたのかも。


他のママとうわべの話をするのが面倒で(そういうイメージが先行して)、
公園に誰か先にいたら嫌だな、と思うこともしばしばでした。
でも先輩ママと話をしたら、
大体同じ苦労をしていて、私だけじゃなかったんだと知りました。



他の子の持ってきた遊び道具を娘が勝手に触ると、
私は「ちゃんと貸してって言わなきゃだめだよ」と娘から遊び道具を離していました。

持ち主の子のママが「使って大丈夫よー」と遠くで言ってくれても、
それが本心かどうか疑心暗鬼で、
とりあえず持ち主のもとへ行くようにさせようとしていました。

それで娘がウギャーになることもしばしば。

でも「○○ちゃん(うちの娘)は今他の遊びに夢中だから大丈夫」と、
うちの娘のおもちゃを使うことについて他のママに話している時がありました。
(私は使ってもらって全然OKだし、遠くにいたからそれが言えなかっただけ)

それで私も「使って大丈夫」は本音で、
少なくともこの公園では「お互いさま」でやっていっているんだなと学びました。
その時、肩の力が抜けたというか。
娘に注意したり無理強いしなくていいんだと、嬉しかったというか安心したというか。



悩みを軽くさわり程度ですが、話したりできるようにもなりました。
多くの男性になく、女性にあるもの、それが「共感」

共感したりしてもらうことで、私も憑き物が落ちたように落ち着いて娘と夫と接することができるようになりました。


そしてなぜか娘も、穏やかに。


エピローグ「孤」育て

以上の落ち着いたという話は昨日今日の話なので、これからどうなるか、正直わかりません笑。

ただ学んだことは
「孤育て」という状況から、
安易にアクセスできるインターネットの意見(特に育児やママ友に対する批判)にいつの間にか飲み込まれ、
自分の考えが凝り固まり、
さらに私自身の孤立を深めていたということです。

娘と遊んでいると、声をかけてくれるおじいちゃんおばあちゃん世代の方もいるけど、
立場が違うとどうしても話していることに距離があり、
孤独を埋めてはくれませんでした。


また誰に会うこともないからと
私は自分の身なりをおろそかにすることも多くありました
今考えればそんな人と話をしてみたいと思う人、いないですよね。

バリバリに化粧やおしゃれをすることはないけれども、
最低限、清潔感のある髪型にしなければと、目にかかる前髪を自分で切りました。
そうしたら、自分自身も前向きになったというか。
他のママと話をしてみたいと思うようになりました。


ちなみに実際に私の出会ったママたちは、その日その場の付き合いでやっていく、という方ばかりでした。
今だに連絡先も苗字すら知りません。
面倒くさいママ友付き合いは今のところなさそうです。


私の親歴はまだ1年7か月。ひよっこです。
今はまずは孤独な子育てから抜け出すことで、私自身の親力をアップしたい。。。できるかな?
娘の成長に負けないように、阻害しないように。

雨降って地固まる、そんな子育てライフになるといいな。


ご清聴ありがとうございました。


お題「最近涙したこと」